解剖学ってセラピストに本当に必要?|身体を理解して施術するために大切なこと
「セラピストになるなら、解剖学も勉強したほうがいいですか?」
これからセラピストを目指す方から、よく聞かれる質問のひとつです。
解剖学と聞くと、
「難しそう」
「筋肉の名前を全部覚えないといけないの?」
「私は勉強が苦手だから大丈夫かな」
と、不安になる方もいるかもしれません。
特に未経験からセラピストを目指す場合、聞いたことのない筋肉や骨の名前がたくさん出てくると、それだけでハードルが高く感じてしまいます。
ですが、吉祥寺セラピストスクールでは、解剖学を単なる「暗記科目」だとは考えていません。
解剖学を学ぶ大きな目的は、
目の前のお客様の身体を理解し、自分で施術を考えるため。
つまり、
「見立てる力」を身につけるための土台
だと考えています。
セラピストに解剖学は必要?

結論からいうと、身体に触れるセラピストにとって、身体の基本的な構造や働きを理解することはとても大切です。
セラピストは、お客様の身体に直接触れます。
そのとき、
「今、どこに触れているのか」
「この筋肉はどこからどこについているのか」
「この関節はどのように動くのか」
「この動きをすると、どの筋肉が関係するのか」
といった基本的な身体の知識があるかどうかで、施術中に考えられることが変わってきます。
もちろん、筋肉の名前をたくさん覚えれば、それだけで良いセラピストになれるわけではありません。
大切なのは、
知識を目の前の身体と結びつけられること。
ここに解剖学を学ぶ意味があります。
解剖学=筋肉の名前を暗記することではありません
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「解剖学が苦手です」
という方のお話を聞いてみると、
「筋肉の名前が覚えられない」
「起始と停止が覚えられない」
「教科書を読んでも頭に入ってこない」
という声をよく聞きます。
確かに、解剖学には覚えることもあります。
しかし、私たちが大切にしているのは、テストのために名称を暗記することではありません。
例えば「僧帽筋」という名前を知っていたとしても、
実際のお客様の身体を前にしたとき、
どこにあるのか分からない。
どんな動きに関係しているのか分からない。
どう触れたらいいのか分からない。
それでは、知識が実技につながっているとは言えません。
だからこそ、
見る。
触れる。
動きを確認する。
そして考える。
この繰り返しが大切です。
「肩がつらい」=肩だけを見る?
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例えば、お客様から、
「最近、肩がつらくて……」
と言われたとします。
このとき、
「肩がつらいなら肩を揉もう」
という考え方だけでは、目の前のお客様の身体を十分に理解することはできません。
立っている姿勢はどうでしょうか。
肩の高さに左右差はないでしょうか。
肩甲骨はどのような位置にあるでしょうか。
腕を上げたときの動きはどうでしょう。
首や胸郭との関係は?
呼吸をしたとき身体はどのように動いているでしょうか。
こうして身体を見ていくと、
「肩」という一部分だけではなく、
身体全体を見ながら考える必要がある
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ことに気づきます。
そのときに役立つのが、解剖学や身体の仕組みに関する知識なのです。
解剖学を学ぶと「なぜ?」を考えられる
吉祥寺セラピストスクールでは、
「なぜ?」を考えること
をとても大切にしています。
なぜ、ここが硬くなっているのだろう。
なぜ、この動きがしにくいのだろう。
なぜ、左右差があるのだろう。
なぜ、ここに触れるのだろう。
なぜ、この施術を選ぶのだろう。
こうした疑問を持つことが、身体を理解する第一歩です。
そして、その「なぜ?」を考えるためには、身体の基本的な構造や働きを知っている必要があります。
解剖学は「答えを丸暗記するためのもの」ではなく、
身体について考えるための材料
なのです。
手技をたくさん覚えても迷ってしまう理由
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セラピストとして勉強していると、
「もっと手技を覚えたほうがいいのかな」
と思うことがあります。
新しい手技を学ぶこと自体は、とても良いことです。
しかし、手技が10個、20個と増えても、
「どの手技を、なぜ使うのか」
という判断基準がなければ、実際のお客様を前にしたとき迷ってしまいます。
「次は何をするんだっけ?」
「この場合はどの手技?」
と、覚えた手順の中から正解を探す施術になってしまいます。
一方、身体の仕組みを理解していると、
「この方はどこを見たらいいだろう?」
「この動きに関係している場所は?」
「今、この施術をする理由は?」
と考えられるようになります。
つまり解剖学は、
手技を増やすための勉強ではなく、手技を選ぶための土台
にもなります。
「見る・触れる・考える」と解剖学
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吉祥寺セラピストスクールが大切にしているのが、
見る。触れる。考える。
という3つです。
まず、見る。
姿勢や左右差、身体の動きなどを観察します。
次に、触れる。
実際に身体に触れ、教科書で学んだ筋肉や骨格を自分の手で確認します。
そして、考える。
見たこと、触れたこと、身体の知識を組み合わせながら、
「なぜ、この状態になっているのだろう?」
「この方には何が必要なのだろう?」
と考えます。
この3つがつながっていくことで、
解剖学は「覚えた知識」から、
現場で使える知識
へ変わっていきます。
未経験だからこそ、難しく考えなくて大丈夫
これからセラピストを目指す方の中には、
「医療系の学校に行っていないから無理かも」
「学生時代、理科が苦手だった」
という方もいらっしゃいます。
最初からすべてを覚える必要はありません。
大切なのは、
自分が施術している身体に興味を持つこと。
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「ここには何があるんだろう?」
「この筋肉はどう動くんだろう?」
「なぜこの人はここがつらいんだろう?」
そんな疑問を一つずつ理解していけばいいのです。
そして、教科書だけではなく、実際の身体を見て、触れて、動きを確認しながら学ぶ。
そうすると、難しく見えた解剖学が少しずつ「施術のための知識」へ変わっていきます。
解剖学の先にある「見立てる力」
吉祥寺セラピストスクールが育てたいのは、
筋肉の名前をたくさん言えるセラピストではありません。
また、決められた手順だけを上手に再現できるセラピストでもありません。
目の前にいるお客様を見て、
身体に触れ、
その方の状態について考え、
「この方には、どんな施術が必要だろう」
と自分で施術を組み立てられるセラピストです。
そのために必要なのが、
「見立てる力」
です。
そして、その見立てる力を支えているものの一つが、解剖学をはじめとした身体の基礎知識です。
まとめ|解剖学は「覚えるため」ではなく「考えるため」
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「解剖学って、セラピストに本当に必要?」
私たちは、身体を扱うセラピストだからこそ、基礎となる身体の知識を学ぶことは大切だと考えています。
ただし、
解剖学=難しい名前をたくさん暗記すること
ではありません。
大切なのは、
知識と目の前の身体をつなげること。
見る。
触れる。
考える。
そして、
「なぜ?」を繰り返す。
その積み重ねが、
目の前のお客様に合わせて施術を考える
「見立てる力」
につながっていきます。
技術の先にある、
「見立てる力」を。
吉祥寺セラピストスクールでは、未経験からセラピストを目指す方にも、身体の基礎から実技へつなげながら、一つずつ学んでいただける授業を大切にしています。